フロントディレイラーとクランクが干渉する原因と解決方法

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フロントディレイラーの取り付けでトルクを掛けすぎたためネジ穴が割れてしまったため新品のFDに交換することに!

ネジ穴から割れたFD R7000

なぜトルクを強く締める必要があったのか

ボクの乗っているTern SurgeはFDを固定する際、ディレイラーの台座部分のネジ1本での固定となります。通常のロードバイクだとシートチューブの部分にサポートボルトを当てて2点で固定するためマニュアル通りに5〜7Nmで締め付ければ安定して固定することができますが、Tern Surgeの場合はFDの台座がシートチューブの前方ではなく、後方にあるため1点固定しかできません。

そこで心配性のボクは必要以上にトルクを掛けて締めていました。

強く締めた結果どうなったか

結果は最初の写真で紹介したようにFDのネジ穴が破損しました。

FDの破損だけなら交換すればいいので5,000円程度の出費ですみますが、それ以外でもフレーム側の台座部分が変形してしまい、正しくFDが装着できなくなりました。

次の写真はFDをとりあえずつけた状態です。ちなみに調整ボルトのL,Hとも一番内側になってる状態です。

このように調整前の段階でクランクとFDの羽根のクリアランスが2mm程度です。この状態でチェーンがすらないように調整するとH側のボルトを使って外に羽根を広げないといけないです。

そうなると完全にクランクとFDの羽根が干渉します。

原因は先程述べたようにFD固定の台座が変形してしまい、FDの固定ボルトを締めて固定すると、羽根の後ろ側が外に開いた状態でチェーンリングと平行になりません。

次は本題のFDとクランクがどうすれば干渉しないか紹介します。

FDとクランクのクリアランスを確保する

まずこの時点で素人のボクには解決する術もなくプロショップに持ち込むことにしました。

持ち込んだのはちょくちょくこのブログにも登場するニコー製作所さんです。

お店の方に状況を説明して以下の対策で状況が改善しました。

・FDを固定する際にはめるワッシャーを削る
・フレーム側のFD固定の台座を削る

これでFDの羽根とクランクが平行になるように何度も確かめながら、根気よくヤスリで削って面が合うようにしていきます。

加工後の写真

これでなんとかFDの調整後もクランクと干渉することがなくなりました。

クリアランスは約3mm。

まとめ

Tern Surgeはアルミフレームだから少々強めのトルクでも問題ないだろうと思っていたが、そんなことはなかった。

やはりマニュアルをみてアルミでも適正トルクで締め付ける必要があると勉強になった。

今回紹介した商品

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