ミニベロロードTern SURGEに6年乗ってきた、ボクがおすすめするカスタマイズの順番を解説します。ミニベロロードを買うような変態(いい意味で)は自転車を弄りたくてしょうがない人種たと思う。(かなりの偏見で僕自身も変態のひとりです。)
カスタムの方向性
ミニベロロードを買う人は速く長い距離を走りたいんじゃないかと思います。違っていたらごめんなさい。
今回は速く走るためのカスタムをピックアップします。
平坦を速く走るカスタム
速く走るにはなんといってもチェーンリングの大径化です。
ボクの乗っているTern SURGEのデフォルトのギアはフロントが53−39、リアが11−28の構成になります。これを一番速度がでるフロント53T、リア11Tのギア比は、
4.81
となります。
ミニベロロードでよく使わていているタイヤの太さが28cの場合はタイヤ周長が1,545mmなので、クランを1回転まわすと、約7.44m進みます。
この7.44mはコンパクトクランクのロードバイクで例えると、フロント50T、リア14Tの7.51mと近い数字となります。
ちなみにロードバクのコンパクトクランクで一番速いフロント50T、リア11Tの場合、ギア比が4.51で1回転で進む距離は9.56mとなります。
このようにコンパクトクランクのロードバイクと比べると、クランク1回転で2.12m差が出ます。
9.56m – 7.44m=2.12m
これをケイデンス(1分間にクランクを回す回転数)80で比較すると、1分間に約170m離されます。10分で1.7km、1時間で約10kmの差が生まれます。
1回転で進む距離をロードバイクと同じ、9.56mにするには、フロントを68Tにすると、9.55m進むのでほぼ同じとなります。
ただ注意しないといけないのは、そんなに大きなチェーンリグだとフレームと干渉する可能性があります。ちなみにボクが乗っているTern SURGEだと、たぶん最大で55T前後がギリギリのような気がします。
特にチェーンステーとの干渉が無いかをチェックしてください。
ボクはROTORの楕円チェーンリングを使って仮想的に最大55Tになるようにしてました。ROTORの記事は別で書いているので気になる方は見てください。
登り坂を速く走るカスタム
ミニベロロードもロードバイク同様登りを速くするには軽量化が重要です。基本的にボクの乗っているTern SURGEはロードのコンポーネントをはじめ、ロードバイクの企画が採用されているので、タイヤとホイール以外はロードバイクのパーツをそのまま使うことができます。
以前、ミニベロロードを買う前に押させておきたい規格を解説した記事を書いてます。よろしければ併せてお読みください。
軽量化する順番ですが、足回りを一番最初にカスタムするといいでしょう。
軽量化する順番
- チューブ
- タイヤ
- ホイール
チューブ
圧倒的にコスパがいいのがチューブになります。標準のチューブが85g前後あるので、それを今話題のTPUチューブに変えると、TPUチューブが1つ約25gなので、片側だけで60gの軽量となり前後で120g軽くなります。
TPUチューブの記事もチェック!!
タイヤ
タイヤもチューブ同様、そこまで高くないのでコスパに優れたカスタムです。純正でついてくるタイヤは300g程度あるので、これをパナレーサーのミニッツライトに変更すると、ミニッツライト(28c)が1本190gなので片側110g、前後で220g軽くなります。
ミニッツライト交換の記事も要チェック
ホイール
足回り最後はホイールです。チューブやタイヤと比べると費用はかかりますが、ホイール交換もかなりの軽量化ができます。
Tern SURGEの場合、純正のアルミホイールは約1,630g程度あるので、これをカーボンホイールに変えると、ボクの買ったカーボンホイールは1,266.6gだったので、363.4g軽量化することができます。
中華カーボンホイールの記事も要チェック!!
最後にホイール周りの軽量化でどのくらい軽くなるかを表示にしました。
標準仕様 | カスタム仕様 | 差 | |
チューブ | 170g | 50g | 120g |
タイヤ | 600g | 380g | 220g |
ホイール | 1,630g | 1,266.6g | 363.4g |
合計 | 703.4g |
このように足回りのカスタムで約700g軽量することができます。
番外編
もし、あなたがTern SURGEの無印バージョンに乗っているなら、フロントフォークをカーボンフォークに変更することを激しくおすすめします。
Tern SURGE専用設計のフロントフォークのため、見た目も美しくサマになります。
Tern SUEGEはフロントのブレーキもリア用を使うため、カーボンフォークに交換する場合は、フロントブレーキの変更も必要になってきます。
次に軽くするパーツは?
重心を低い位置にするカスタムです。
- ハンドル
- ステム
- シートポスト
- サドル
登りではダンシング(立ち漕ぎ)もするので、なるべく自転車を振った時に軽くなるように、ハンドル、ステム、シートポスト、サドルなど、自転車の上の方についているパーツを軽量化すると軽快になります。
もしサドルバッグをつけていたらサドルバッグを外すだけでも、かなり振りがかるくなりますよ!
各パーツのカスタム記事
まとめ
ミニベロロードの醍醐味の1つでもあるカスタム。ロードバイクと比べて、欠点が多いミニベロなので、カスタムした恩恵はかなり感じることができます。
いままでボクも軽量化のカスタムをしてきて、10kgあったTern SURGEを7.56kgまで軽くしたことがあります。
7.56kgのTern SURGEの構成も要チェック
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