ミニベロTern SURGEのレバーをSensah Team Proに交換して、100km走行してみました。いままでは長らくシマノSTIを使っていましたが、新しいレバーにどのような違いを感じたのか、実際の使用感をシェアします。シマノSTIと比べてどうだったかも、正直にレビューしていきます。
Sensah Team Pro レバーの概要
Sensahは近年人気が高まっているコンポーネントブランドで、特にコストパフォーマンスに優れた商品が多いことで知られています。Sensah Team Pro レバーもその一つで、価格帯がシマノのモデルに比べて手頃なのが魅力です。
選んだ理由としては、シマノの11速と互換性があって、価格がお手頃なのが決め手でした。コロナ禍でシマノのパーツ不足の際、自転車系ユーチューバーがこぞってSensahをレビューしてたので、ほんとに使い勝手がいいのか気になったので購入。
インストール
新品からのインストールはすでにシフトインナーワイヤーが装着されているので、それほど難しくなく、手元に必要な工具があればスムーズに取り付けることができます。
ただし、もともとついていたワイヤーは細くて柔らかいので簡単に折れ跡がつきます。
最初はSensahに同梱のワイヤーを使っていたのですが、ハンドル交換するタイミングでシマノのワイヤーに交換したときに問題が発生しました。
何かというと、シフトレバーにワイヤーを通すのがかなり苦戦。
ちなみにワイヤーを取外のは簡単です。取り付けが超大変です。
まず、素手で通そうと思ってもまず、通すことは出来ないと思います。
ボクの場合、30分ぐらい素手で、格闘しましたが全く通らない。その後ネットで調べてみると、ペンチやプライヤーでワイヤーを挟んで押し込むと通すことができるとわかったので早速ためしてみることに。
そうすると、問題なく通りましたが、プライヤーやペンチを使っても想像の1.5倍は硬いです。
ブレーキワイヤーに関してはほぼほぼシマノと変わらないのでブレーキに関しては特に問題ありません。
フィッティング
今までボクは、シマノのST-R7000、R9100、5800を使っています。
握り心地ですが、握る部分の太さはR7000と変わらない感じです。ただ、角の部分がR7000より反り立っていると感じます。
握った感じは概ね満足ですが、ブラケットカバーの厚みが薄いので握った感じ、ちょっとカバーが動くような気がします。あと、滑り止めが入っているんですが、溝が深くてハンドルに体重を掛けて乗っていると多少痛いです。
使用感
100kmの走行で気になった1つがシフト操作の音です。Sensah Team Proはシマノに比べて、シフトチェンジする時にクリック音がでかいです。ボクはこのクリック音気に入ってますが、人によってはうるさいと感じるかもしれません。
引きの軽さについて
素人のボクが組んだSensahでも、シマノと比べてフロントディレイラー、リアディレイラーのシフトチェンジは明らかに軽いです。
ブレーキ操作は非常にスムーズで、軽いタッチでしっかり効く印象です。シマノと比較しても大きな差はなく、ブレーキ性能には満足しています。
リアの変速は軽く押すとシフトアップ(ギアが重くなる)、奥まで押し込むとシフトダウンになります。気になった点は坂道を登っているとき、すでに一番軽いギアに入っていることに気づかず、シフトダウンしようとすると、シフトアップしてしまう点です。
シマノSTIとの比較
- シフトレスポンス
105のレバーと比較してもスムーズに変速するのでそれほど差は無いと感じました。特にSensahのシフトアップはストロークの距離が短いので、スピートと言う点では速いかもしれません。 - グリップ感
レバー自体のサイズはシマノとそれほど変わりませんが、ブラケットフードがチープに感じます。シマノのほうがタイトなので、レバーにしっかり固定している感はあります。 - ブレーキ性能
ここでは大きな違いを感じませんでした。どちらも非常にスムーズで信頼性が高いです。
まとめ
Sensah Team Proのレバーを100km走行してみて、シマノSTIと比較しても価格に見合う高いコストパフォーマンスを感じました。シフト操作の軽さや正確さ、そしてブレーキのスムーズさは十分に満足のいくものであり、特にシフトチェンジ時のカチッとしたクリック音は、好みが分かれるかもしれませんが個人的には気に入っています。
取り付け時のワイヤー問題やブラケットカバーの滑り止めの深い溝など、細かい点で不満はあるものの、全体的な使い心地は非常に良好です。シマノSTIと比較しても、Sensahは十分に競争力があり、特に価格を考慮すれば素晴らしい選択肢と言えるでしょう。
今後も継続して使用してみて、更に長距離を走行した際の耐久性やパフォーマンスについてレビューを行っていきたいと思いますが、現時点ではコストパフォーマンスを重視するライダーには強くおすすめできます。
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