ミニベロロードのチェーンリングを大きくしてスピードアップする方法

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ミニベロは、小さなホイールが特徴の自転車で、ロードバイクとは違った乗り心地があります。特に街中での操作のしやすさや加速の良さが魅力ですが、長距離やスピードを求めるときには、小さなホイールが制約になることがあります。そこで「チェーンリングを大きくする」という方法を紹介します。

チェーンリングを大きくするとは、ペダルの前方にあるギア(チェーンリング)をより大きなものに交換することです。これにより、ペダルを1回こぐたびに進む距離が増え、スピードを上げることができます。この記事では、チェーンリングを大きくすることでミニベロの性能がどのように向上するか、その手順や体験について詳しく説明します。

スピードを上げることは、効率的に走りたい人や風を感じたい人にとってとても大事です。ミニベロでもその楽しさを最大限に引き出すために、チェーンリングを大きくするのは効果的な方法です。

チェーンリングを大きくするとは

チェーンリングを大きくするとは、クランクに取り付けられたチェーンリングをもっと大きなものに交換することです。ロードバイクでは50Tや52Tが一般的で、ミニベロも大きくても一般的には53Tまでが多いです。これより大きなチェーンリングを使うことで、ペダルを1回こぐたびに進む距離が増え、結果としてスピードが上がります。

このカスタムは、特に平地や下り坂で効果があります。標準のチェーンリングよりも大きなものに交換することで、少ないペダル回数で速いスピードを維持でき、長距離を走るときにも疲れにくくなります。また、大きなギアを使うことで、スピード感をより楽しむことができます。

ボクは仮想最大端数55Tの楕円チェーンリングを使ってました。

スピードアップと弱点の比較

チェーンリングを大きくする最大のメリットはスピードが上がることです。標準のギアでは限界のあるスピードを、大きなギアを使うことでさらに速くできます。ただし、いくつかの弱点もあります。

まず、チェーンリングを大きくすることで登り坂での負荷が増えます。大きなギアは平地や下り坂では有利ですが、登り坂ではもっと強い脚力が必要です。特にミニベロはホイールが小さいため、登り坂での安定性が普通のロードバイクよりも劣ることがあります。そのため、チェーンリングを大きくすることで得られるスピードアップと、登り坂での負担のバランスを考えることが大事です。

また、チェーンの長さやフレームとのクリアランス(干渉しないかどうか)にも注意が必要です。チェーンリングを大きくすることで、チェーンの張り具合や変速に影響が出ることがあるため、適切な調整が必要です。

ボクが乗っているTern SURGEの場合、55Tなら行けそうです。

チェーンリングを大きくする手順

チェーンリングを大きくするには、いくつかのステップを踏む必要があります。まず、適切な部品を選ぶことが大事です。以下に、チェーンリングを交換するための準備と手順を説明します。

  1. チェーンリングの選び方
    • 歯数の選択: もともとのチェーンリングと比べてどれくらい大きくするかを決めます。ロードバイクでは50Tや52Tが一般的ですが、ミニベロの場合は53Tまでが多く、大きくても55〜60Tへの変更などが行われます。
    • 互換性の確認: クランクやフレームに合うかどうかを確認します。大きすぎるチェーンリングはフレームや他の部品に当たることがあります。
  2. 工具の準備
    • チェーンリングボルトレンチやクランクプーラーなどの専用工具を用意します。
    • 作業をスムーズに進めるために、グリスやトルクレンチも用意しておきましょう。
  3. チェーンリングの交換手順
    • クランクを取り外し、もともとのチェーンリングを外します。
    • 新しいチェーンリングをクランクに取り付け、適切なトルクでボルトを締めます。
    • チェーンの長さを調整し、必要ならリンクを追加または削除します。

チェーンリングの交換は比較的簡単ですが、正しい手順と適切な工具を使うことで、安全に効果的に行うことができます。

チェーンリングを大きくした後の体験

実際にチェーンリングを大きくしてから、ボクのライディングスタイルには大きな変化がありました。特に平地でのスピードが上がり、少ない力で速いスピードを維持できるようになりました。以前は頻繁にギアを変えていた場面でも、大きくしたことで一つのギアで走れることが増え、ライディングがシンプルになったと感じています。

一方で、登り坂ではギアが重くなりすぎて、脚にかかる負担が増えました。この場合は、諦めて歩くという選択もあります。もともとボクは登りが苦手なので、無理せず歩くことにしています。平坦な道や下り坂でのスピードアップは最高で、速さを楽しむライディングがさらに楽しくなりました。

このカスタムで感じた一番の良い点は、ミニベロでも本格的なロードバイクに近い走りができることでした。特に長距離を走るときには、効率よくエネルギーを使えるので、疲れにくく、もっと遠くまで走ることができました。

結論

チェーンリングを大きくすることは、ミニベロの可能性を広げる素晴らしい方法です。平地でのスピードアップや長距離での走りやすさなど、新しい楽しさをもたらしてくれます。ただし、登り坂での負担やフレームとの干渉など、注意が必要な点もあります。

他のカスタムとしては、ホイールの軽量化やハンドルの交換なども考える価値があります。これらのカスタムを組み合わせることで、より自分に合った走り方を見つけることができるでしょう。少しのカスタムでも大きな変化を感じられることがあり、その一歩がミニベロライフをもっと楽しいものにするきっかけになるかもしれません。

ミニベロを使って、あなたのライディングの可能性を広げてみましょう!

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コメント

  1. 眠兎 より:

    いつも楽しく拝見させて頂いてます。
    私は今春からTern Surgeに乗っているのですが、もう1つ上のギアが欲しいと思う今日この頃…
    チェーンリングを大きくするには、元々付いているクラリスというコンポでも可能でしょうか?

    • ニワタケヒト より:

      コメントありがとうございます。
      もともと付いているクランクでもチェーンリングを大きくすることは可能です。
      ただ、Surge純正のクランクはクラリスでは無いので気を付けてください。
      TernのHPをみると、現行モデルのSurgeは

      Crankset:
      Kitt Custom Special FSA, VERO PRO 2X, 52/36T, 170mm

      となっていました。

      ここで気をつける点として、PCD(BCD)といわれる固定するボルトを結ぶ円の直径のサイズがクランクによって異なる点です。
      あとはボルトの数が4つなのか5つなのかで変わってきます。

      かならずPCDのサイズを調べてほしいのですが、ボクが今調べてみると、
      FSA, VERO PROはPCD120となっていました。
      一般的にはシマノの場合、110(4アーム)がロード系では多く、それ以外だとPCD130はよく耳にします。

      ひょっとして120は、ニッチなサイズでチェーンリング自体高価かもしれません。

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