近年、ワイドリムのホイールが主流となりつつありますが、10年前のロードバイクにワイドリムを装着できるのかどうかは、多くのホビーライダーにとって気になるところです。今回は、ボクが実際に現物合わせを行った経験を基に、10年前のロードバイクにワイドリムが合うかどうかについてお話しします。
結論:現物合わせが必要
結論として、10年前のロードバイクにワイドリムを装着できるかどうかは「現物合わせをするしかない」です。バイクフレームの設計はメーカーごとに異なり、特にクリアランス(タイヤとフレームの隙間)はモデルや年式によっても異なるため、一概に「履ける」かどうかは言い切れません。実際に現物合わせを行うのが最も確実な方法です。
現物合わせが必要であるとはいえ、このページを訪れてくれた皆さんに少しでも参考になる情報をお届けするために、ボクの例を基に解説します。
グラファイトデザイン メテオの例
使用機材
- フレーム:グラファイトデザイン メテオ(約10年前のモデル)
- ホイール:Prime Doyenne 50 Carbon Rim Brake
- 内幅(Internal Rim Width):20.3mm
- 外幅(External Rim Width):27.5mm
- 使用タイヤ:新エトルト25C(パナレーサー アジリスト DURO)と旧エトルト25C(Vittoria CORSA G2.0)
ボクはグラファイトデザインのメテオという10年ほど前のフレームに、Prime Doyenne 50 Carbon Rim Brakeというワイドリムホイールを装着してみました。
新旧エトルト25Cを試した結果
まず、旧エトルト25Cを装着した場合ですが、クリアランス的にギリギリ装着できるといった印象でした。実際、フレームやブレーキキャリパーとのクリアランスが狭く、少しでもホイールが振れた場合に干渉するリスクがあるため、25Cまでが無難だと感じました。
↓0:48あたりでクリアランスについて触れています。
一方、新エトルト25Cを装着した場合、旧エトルトよりも少し細めに仕上がっていることもあり、28Cまで装着可能な感じがしました。特に新しいETRTO基準に基づいたタイヤは、実際の幅が少し細く設計されているため、フレームとの相性も良く、安心して使用できる印象でした。
まとめ
10年前のロードバイクにワイドリムを装着できるかどうかは、フレームのクリアランスやブレーキキャリパーの仕様によるため、現物合わせが必須です。ボクの経験から言えるのは、旧エトルトの場合は25Cが限界であり、新エトルトなら28Cも装着できる可能性があるということです。皆さんも、自分のバイクにワイドリムを試す際には、安全面を考慮して、しっかりと現物合わせを行うようにしてくださいね。
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