【結論】ミニベロロードはロードバイクに勝てない。それでもデュラエース化やカーボンディープリム化の魔改造に挑むロマン

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こんにちは、ボクです。

巷ではよく「ミニベロロードはロードバイク並みに走る!」とか、「パーツをフルカスタムすればロードをちぎれる!」なんて景気のいい言葉を見かけますよね。

ボクもその言葉に踊らされ、愛車であるTern Surgeにどっぷりとお金をつぎ込んできた一人です。フロントシングル化したり、スプロケを交換したり、ついには中華カーボンハンドルに手を出してクラックが入ったり……。

現在、ボクの手元にはゴリゴリにいじり倒したTern Surgeと、フルサイズのロードバイクの2台があります。両方を所有し、日々交互に乗っているボクだからこそ、今日ここで残酷な真実を断言させてください。

どんなに課金しても、ミニベロロードは10万円のエントリーロードにすら勝てない

いきなり夢をぶち壊してごめんなさい。でもこれが真実です。

たとえばTern Surgeに最新の12速シマノ DURA-ACE(R9200系)のコンポーネントをフルセットでぶち込み、さらにAliExpress等で調達した451サイズのカーボンディープリムホイールを履かせたとしましょう。総額で言えば、車体価格と合わせて50万円〜60万円コースの、紛れもない「魔改造ミニベロ」の完成です。

▼ミニベロのルックスを劇的に変えるカーボンディープリム

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「これならあの忌まわしいロードバイク共をぶっちぎれるぜ……!」と意気揚々とサイクリングロードに乗り出すと、どうなるか。

普通に、無慈悲に、横をスッと抜かれていきます(笑)。

相手はピカピカの最新ハイエンドロードではありません。おそらく10万円前後で買える、アルミフレームにクラリスやソラが着いた、いわゆるエントリーロードです。

なぜ勝てないのか? 物理法則という高すぎる壁

理由は単純明快、「タイヤの径」という絶対的な物理法則の差です。

20インチ(451)と700Cでは、1回転で進む距離が決定的に違います。ミニベロ側が重いギア(例えば53Tなどの大型チェーンリング)を踏み込んで必死にケイデンスを上げている横を、ロードバイクは優雅に、はるかに低い心拍数で巡航していくのです。

ゼロ発進の加速こそ小径車の軽量なホイールが有利ですが、時速25kmを超えたあたりからの「速度の維持」において、ミニベロは異常なまでの体力を削り取られます。路面からの突き上げも激しく、長距離を走れば走るほど、その差は残酷なまでに開いていきます。

ボクも頭では分かっていました。フロントシングル化のギア比を計算している時から、薄々気づいてはいたんです。「ああ、これどう足掻いてもロードには届かないな」って……。

じゃあ、なぜミニベロをカスタムするのか? それは「ロマン」だから

「じゃあロードバイクだけ乗ってりゃいいじゃん」って言われそうですが、そういう問題じゃないんです。

勝ち負けの話をしておいて矛盾するようですが、ボクたちがミニベロロードをカスタムするのは、「速く走りたい」というよりも「ロードバイクという絶対王者に、小さな車輪でどこまで肉薄できるか」というロマンの追求なんです。

本来なら街乗りの小径車にすぎないフレームに、オーバースペックの極みであるDURA-ACEのR9200クランクを取り付ける。あの漆黒の鈍い輝きを見た瞬間の、ゾクゾクするような所有欲といったらもう……!「狂気の沙汰感」がたまらないんですよね。

そして実際にペダルを踏み込めば、エントリーコンポでは味わえないスパスパ決まる変速スピードと、踏んだ力をカッチリと推進力に変えてくれる剛性感。確かにロードには勝てません。でも、「昨日の自分(ノーマル状態の愛車)」には明確に勝てるんです。

ただ、注意点としてミニベロフレームにロード用コンポをぶち込む場合、チェーンの長さやディレイラーのキャパシティ、ケーブルの取り回しなど、小径車特有の干渉やセッティングのシビアさがあります。これもまた「手間のかかる子ほど可愛い」という沼の入り口なんですけどね……。

ロマンを追うなら、まずは「足回り」から

もしあなたが、「ロードには勝てないと分かった上で、それでもミニベロロードを限界まで覚醒させたい病」を発症してしまったのなら、ボクからのアドバイスは一つです。

まずはコンポよりも、足回り(タイヤとホイール)から手を入れてください。

Tern Surgeのような451サイズのミニベロなら、純正の重いワイヤービードタイヤから、軽量なケブラービードのハイエンドタイヤ(パナレーサーのミニッツライトなど)に替えるだけで、見違えるように走りが軽くなります。ボクも以前、タイヤを交換しましたが、あの激変ぶりは今でも忘れられません。

▼451タイヤのド定番にして最高峰の軽さ

空気圧管理はシビアになりますが、こぎ出しの羽のような軽さは別次元になります!

そして、もし予算が許すなら、最終兵器である「シマノ DURA-ACE」への換装に挑戦してみてください。ロードバイクに勝つためではなく、あなた自身の最高の相棒を完成させるために。

▼ロマンの最高峰。いつかは入れたいDURA-ACE(R9200シリーズ)

まずはクランクを変えるだけでも、自転車の顔がグッと引き締まって「狂気のガチ感」が出ますよ!

「ロードバイクは速い」。それは揺るぎない事実です。
でも、「本気でカスタムしたミニベロロードは、乗っていて最高に楽しい」。これもまた、絶対に揺るぎない事実なんです。

次はどこをいじろうか、今日もまたパーツを眺めながら妄想する日々が続きます。

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