通勤ロードにチューブレスとクリンチャー、どっちがいい?パンク経験者が正直に答える

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これ、ロードバイク通勤を始めた人なら必ず一度は悩む問題じゃないかと思う。

チューブレスとクリンチャー、通勤で使うならどっち?

ボクの答えは「チューブレス一択」なんだけど、先日シーラントが塞ぎきれないパンクをして、ツールボックスに入れておいたチューブに頼って帰宅することになった。その経験を踏まえて、両方のリアルを書いていく。

なお、ボクが使っているタイヤはパナレーサーのアジリストTLR。無印とDURO TLRを両方履き潰した比較はこちらの記事に書いているので参考にどうぞ。

ボクの通勤スペック(前提)

  • 月間走行距離:約500km(年間6,000km弱)
  • 路面:ほぼ平坦のアスファルト。車道・歩道混在
  • 体重:75kg、通勤時はリュック約3kg
  • 使用タイヤ:パナレーサー アジリストDURO TLR(チューブレスレディ)

チューブレスレディで通勤するとパンクはどうなる?

結論から言うと、TLRのパンクはほぼ全てスローパンクだった。

ガラスや小石が刺さっても、シーラントが傷口に流れ込んで自動的に塞いでくれる。走行中に「なんか少し空気が減った気がする」くらいの感覚で、そのまま走り切れることがほとんど。朝の通勤時間には余裕で間に合う。

ただし、問題は9時間後の帰宅時間だ。

スローパンクで帰宅時に気づいても、9時間駐輪している間にシーラントが固まる前に空気が全部抜けていることがある。駐輪場に戻ったらタイヤがぺしゃんこ、という状態。

ボクの場合は近所にワイズロードがあるので、フロアポンプを無料で貸してもらえる。ビードを上げなおせば帰れる。これが本当に助かっている。

ただし20時を過ぎると営業時間外。そうなると携帯ハンドポンプで数百回ポンピングするはめになる。TLRのビードを上げるのにハンドポンプはキツい。これが一番しんどい。

完全に塞がらないパンクのときは、ツールボックスに忍ばせているチューブを入れてチューブドに切り替えて帰宅する。ただ、これが想像以上に汚れる作業で、シーラントが手や服に付くので要注意。

クリンチャーで通勤するとパンクはどうなる?

クリンチャーはシンプル。パンクしたら問答無用でチューブ交換

スローパンクという概念がほぼないので「なんか空気減ったな」ではなく「バシュッ!」か「気づいたら走れない」になる。チューブを入れ替えれば即復帰できるし、作業自体はTLRをチューブドにするより断然きれい。

ただ、通勤中にチューブ交換の時間と場所を確保するのは地味にストレス。スーツやビジネスカジュアルで作業するのはしんどい。

正直に言うトレードオフ

チューブレスレディ(TLR)クリンチャー(チューブあり)
乗り心地◎ 低圧で振動吸収が高い△ チューブ分のロスあり
軽微なパンク◎ シーラントが自動修復✕ 即チューブ交換
重大なパンク△ チューブを入れる作業が汚れる・手間○ チューブ交換で完結
帰宅時の空気抜け△ 長時間駐輪後に空気が抜けることがある✕ そもそもパンク放置できない
ビード上げ✕ ハンドポンプでは苦戦する○ ハンドポンプでOK
シーラント管理△ 3ヶ月に1回補充が必要○ 不要

ボクの結論:それでもチューブレス一択

結局のところ、毎朝の通勤でパンクのたびにチューブ交換というリスクを抱えるよりも、スローパンクで「とりあえず今朝は間に合う」というTLRの安心感のほうが通勤向きだと思っている。

出社時間に間に合わないパンクは一度もなかった。帰りに空気が抜けているのは正直しんどいが、近所にショップがある環境なら乗り越えられる。

チューブドにする作業がシーラントで汚れるのはデメリットだけど、それも年に1〜2回あるかどうかの話。何百回もある通勤の快適さのほうが圧倒的に価値がある。

「クリンチャーにしてパンクのたびにチューブ交換」より「TLRでほぼパンクを気にしない」を選ぶ、がボクの答え。

■ ツールボックスに入れておくスペアチューブ(TLR用)
TLRでも緊急時のためにチューブは1本忍ばせておこう

【豆知識】ハイトのあるホイールはバルブ長に注意

これ、盲点だったのでちゃんと書いておく。

ボクは50mmハイトのホイールに60mmバルブを使っていたんだけど、ハンドポンプだとうまく空気が入らないことに気づいた。

フロアポンプのバルブヘッドはある程度長さに対応できるが、ハンドポンプはバルブが短いとヘッドがかかりにくく、空気が入っているようで入っていない状態になりやすい。50mmハイト以上のホイールには最低でも65mm、できれば80mmのバルブを使うほうがいい

帰宅時に空気が抜けていてハンドポンプで補充しようとしてもうまくいかない、という状況はバルブ長が原因のことも多い。ハイリムユーザーは要確認。

■ ハイリム対応バルブ(65mm・80mm)
50mm以上のハイトには60mmでは短い。65mm以上を選ぼう

TLRで通勤するなら揃えておくもの

最後に、TLRで通勤するなら絶対に持っておいてほしいものをまとめる。

  • スペアチューブ(1本):シーラントが塞ぎきれないときの保険。ツールボックスに常備。
  • 携帯ハンドポンプ:緊急用。ただしハイリムには効きにくいと覚悟しておく。
  • CO2ボンベ:ハンドポンプよりずっと速い。TLRのビード上げにも使える。1本は携帯したい。
  • シーラント補充キット:注射器タイプが使いやすい。3ヶ月に1回定期補充。
  • ウェット系ティッシュ:チューブドに切り替えるときシーラントで手が汚れるので必須。

■ CO2インフレーター
TLRのビード上げ・緊急補充に。使い方はこちらの記事も参考に


チューブレスの「パンクしてもスローパンク」という安心感は、一度体験するとクリンチャーには戻れない。シーラントまみれになるリスクはあるけど、朝の時間に間に合わないパンクがないというだけでストレスが全然違う。通勤ロードにチューブレスを検討している人の参考になれば。


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