こんにちは!自転車のカスタムを楽しんでいますか?
今回は、愛車のフレーム載せ替えに伴う「パーツ売却&格安カスタム」の過程で発見した、「1000円以下のシフターでリア11速を動かす」という、ちょっとマニアックで最高にコスパの良い裏ワザをご紹介します。
「コンポーネントの規格に縛られてカスタム費用が膨らんでいる…」 「通勤用のセカンドバイク、もっと安く仕上げたい!」
そんな方の参考になれば幸いです。
始まりは「旧型SURLYストラグラー」への憧れから
事の始まりは、念願だった旧型SURLYストラグラーのフレームセットを購入したことでした。 新しいフレームを組むための資金を捻出するため、手持ちの自転車(Tern Surge)から不要になったパーツを売却することに。
今回、ドナドナ(売却)したパーツはこちら。
- Tern Surgeのドロップハンドル
- SENSAH TEAM PRO(センサ チームプロ)のシフトレバー
これでストラグラー用の資金の一部は確保できましたが、手元に残ったTern Surgeはハンドルとシフターを失い、このままでは走れない状態に。通勤やチョイノリ用として復活させるため、超低予算での再生計画がスタートしました。
ハンドルは倉庫に眠っていたライザーバーを使用し、ブレーキはママチャリ用の600円くらいのレバーを別途購入。
シングルギア化 vs 877円のサムシフター
最初は、一番シンプルでお金がかからなそうな「リアのシングルギア化(ピスト風)」を検討しました。
しかし、いざ必要なパーツ(テンショナーやコグ、スペーサーなど)を洗い出して出費を計算してみると、意外とコストがかかることが判明。
「これなら、いっそ変速を残した方が安いのでは?」
そう考えて見つけたのが、こちらの格安シフターでした。
- シマノ(SHIMANO)TOURNEY(ターニー) SL-TZ500-L
- 左レバーのみ(3S用)
- フリクションタイプ
- 購入価格:877円
なんと、1,000円以下(アンダー1K)です。 通常、11速のインデックス式(カチカチと決まるタイプ)のシフターを買おうとすると、5千から1万円以上の出費になりますが、これなら圧倒的に費用を抑えられます。
このカスタムにおける「3つの割り切りとポイント」
購入にあたり、以下のポイントを整理して「いける!」と判断しました。
- 用途は「通勤・チョイノリ用」 ロードレースのようにシビアに変速する必要はありません。そもそも「通勤なら7段くらい変速できれば十分」と割り切りました。
- 「左レバー用(フロント用)」をリアに使う 通常、リアの変速機を動かすシフターはハンドル右側に付けます。しかし、今回は「安さ」と「フリクション」を最優先し、柔軟にハンドル左側に取り付けることにしました。
- 「フリクションタイプ」であること 今回の最大の鍵。フリクション(無段階調整)だからこそ、引く量を自分の感覚で調整できます。これなら、シフターの段数表記に関係なく、ディレイラーを物理的に動かせるはずです。
実践! 5800系105(11速)を引いてみたら……
さっそく、左側に取り付けたSL-TZ500-L(フロント3S用)から、リアディレイラーへワイヤーを接続。 使用しているリア周りの構成は以下の通りです。
- リアディレイラー:RD-5800(105 11速)
- スプロケット:CS-5800(11-28T 11速)
最初は「7速くらい動けば御の字」と思っていました。 しかし、実際にワイヤー調整をして変速してみると……。
なんと、リア11速すべてに変速ができました!!
フリクションレバーの可動域(引き量)が、11速ディレイラーのストローク幅を完全に見事にカバーしてくれたのです。 これには自分でも驚きました。たった877円のシフターで、現役11速システムがフルに動いてしまったのです。
実際に1回往復22kmの通勤で使ってみた感想
変速ができることと、実用的に走れるかは別問題。さっそくいつもの通勤路(片道11km、往復22km)を走ってきました。
最初は以下の2点に少し戸惑いました。
- 右側ではなく「左手」で後ろのギアを変速すること
- カチカチと決まらない「フリクション」での微調整
しかし、人間の適応力はすごいものです。1往復(22km)を走り終える頃には、すっかり手が操作を覚えて馴染んでいました。
むしろ、11速のタイトなギアでも「ちょっと音が鳴ったら、指先で少しレバーを戻してあげる」というフリクションならではのアナログな操作感が、だんだん楽しくなってきます。
まとめ:型にとらわれないカスタムには発見がある
今回のカスタムで改めて感じたのは、「型(ルール)にこだわらず色々試してみると、面白い発見がある」ということです。
- 「リアは右シフターで動かすもの」
- 「11速は高い11速専用シフターで動かすもの」
こうした「当たり前」を一度疑って、フリクションというクラシックな仕組みを取り入れたことで、予算を最小限に抑えつつ、最高にユニークな「通勤快速仕様Tern Surge」が完成しました。
もし手元に余っているパーツや、低予算で再生させたいセカンドバイクがあれば、ぜひ「フリクション化」を候補に入れてみてください。メカいじりの楽しさが倍増すること間違いなしです!



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