こんにちは、ボクです。
ボクはTern Surgeに乗り始めてから、ずっとミニベロロード一筋でした。スプロケを替え、タイヤを替え、カーボンホイールに手を出し……気がついたら1年で相当な額をつぎ込んでいた、あの頃が懐かしい。
そんなボクが、2年前についにロードバイクを追加しました。
「裏切り者!」と言いたい気持ちはわかります。でも、2台持ちになってまる2年が経ったいま、ボクは確信しています。この2台体制、最高です。そして同時に、ミニベロとロードバイクが「別物」だということも、2年かけて骨の髄まで理解しました。
ロードバイクを買う前、ボクが思っていたこと
正直に言います。ロードバイクを買う前のボクは、「ロードバイク乗りって、なんか面白みないな」と思っていました。
みんな同じようなシルエット、同じような走り方。カフェの前にズラッと停まった700Cのバイクたちを横目に、「ボクはこっちの小さいやつが好きなんで」と、内心ちょっと優越感を感じながらTern Surgeを停めていたりして(笑)。
でも現実は、ミニベロロードはロードバイクに速さでは勝てないのです。これは物理の話なので、どうしようもない。通勤路の信号青になった瞬間のダッシュではミニベロが有利でも、その後の巡航に入ると……ロードはスルッと前に行ってしまう。ボクも散々体験してきました。
それで「じゃあ試しに乗ってみるか」と、縁あって手に入れたロードバイク。乗り始めた瞬間、思ったんです。
「あ、これ、めちゃくちゃ楽だ……」
通勤がロードバイク7割になった、正直な理由
2年間の通勤を振り返ると、ロードバイク7割・ミニベロ3割くらいで落ち着いています。最初の数ヶ月は「せっかく買ったし」とミニベロを頑張って乗っていましたが、季節が一周する頃には自然とこの割合になっていました。
なぜか。シンプルに言うと、通勤中の自転車は「移動の道具」として使っているからです。
朝の通勤って、気力も体力も有限じゃないですか。会社に着いてからの仕事のためにエネルギーを温存したい。そう考えると、巡航が楽で、疲れにくい700Cのロードバイクが自然と選ばれていくんですよ。ミニベロの小径ホイールは、路面の凸凹をダイレクトに拾いやすくて、気がつくと足と腰にじわじわ効いてくる。片道10km以上になると、その差は結構大きい。2年乗り続けてこの感覚は変わらないし、むしろ「ミニベロ通勤で疲れる日」と「ロードで楽に着く日」のギャップが体に染み込んできた感じです。
あと地味に大きいのが、タイヤの太さによる安心感。最近のロードバイクは28C〜32Cのワイドタイヤが標準になっていて、段差や砂利に対してドッシリ安定している。以前「10年以上古いロードバイクに28Cタイヤは装着できるか」という記事を書きましたが、太いタイヤってほんと通勤に向いているんです。
ボクはロードバイクに乗りながら、「あ、これはただの便利な乗り物として使っているな」とハッキリ自覚しました。それは悪いことじゃない。でも、何かが違う、とも感じていました。
それでも、週3割はミニベロを選ぶ理由
通勤7割がロードバイクなのに、なんでミニベロを残しているのか。
答えは一言で言えます。乗ってて楽しいのはミニベロだから。
ロードバイクは、正直なところ「乗り物として優秀すぎる」んです。何も考えなくても、勝手に進んでくれる。風を切って、気持ちよく走れる。それは本当にそう。
でも、Tern Surgeに乗るとき、ボクは違う感覚になります。チマチマとカスタムして、「あのパーツ替えたらどう変わるかな」と想像しながら走る。小回りが利くから、ふと気になった横道にすぐ入れる。停めても絵になる。いじって楽しい。眺めて楽しい。
これって、ロードバイクが「移動の道具」なのに対して、ミニベロロードは「趣味のオブジェクト」としての側面が強いということなんだと思います。
車で例えると、通勤の足として使う軽自動車と、週末にドライブを楽しむ古いスポーツカー、みたいな関係。どちらも手放せない。役割が違うから。
2台持ちで気づいた「ミニベロロードのデメリット」
2年間乗り比べて見えてきた、ミニベロロードの弱点を正直に書いておきます。
長距離通勤では体への負担が大きい
前述の通り、小径ホイールは路面からの振動をモロに受けます。ミニベロ通勤ガイドでも書いていますが、片道15km以上になってくると、ロードバイクとの疲れの差が体感でわかるようになります。タイヤの空気圧をやや低め(7〜7.5bar)にする、クッション性の高いバーテープを使うなど、振動対策は必須です。
雨の日のリムブレーキ問題
カーボンリムのミニベロは特に要注意。濡れた路面でのブレーキ制動力が落ちます。通勤で使うならアルミリムかディスクブレーキ仕様を選ぶのが安全です。雨の日は特に注意してください。
盗難リスクがやや高い
ミニベロは独特のスタイルで目立つし、カスタムパーツが多いと金額的にも高価になりがち。ボクはU字ロック+ワイヤーロックの2本持ちを徹底しています。心配性かもしれないけど、カスタムに費やした気持ちと金額を考えると、鍵代なんて安いもんです。
ロードバイクを買って2年、ミニベロへの愛はむしろ深まった
ここが一番伝えたいことかもしれません。
2年間ロードバイクと乗り比べてきて、ボクはミニベロロードの「ダメなところ」も「好きなところ」も、よりクリアに見えるようになりました。
速さでは勝てない。疲れやすい。でも、「乗りたい!」という気持ちは圧倒的にミニベロのほうが強い。
通勤を終えてガレージに帰ってきたとき、ロードバイクを片付けながらTern Surgeを眺めて「週末、どこ走ろうかな」とニヤニヤしている自分がいます。この感覚、2年経っても1ミリも変わっていない。カスタムしたいパーツも次々と頭に浮かんでくる。ミニベロのカスタムについて考える記事を書いた頃から、ボクの「いじりたい病」は全然治っていないし、たぶんこれからも治らない(笑)。
面白いのは、ロードバイクに乗り慣れるほど「ミニベロのクセ」がより鮮明に感じられるようになったことです。小径ならではのくるくる回るペダリング感、ちょっとした段差の突き上げ、でも小回りの軽さ。ロードに乗った翌日にミニベロに乗ると、「ああ、やっぱりこいつは別の生き物だな」と毎回思わされます。
もしあなたが「ロードバイクも気になるけど、ミニベロも好き」という葛藤を抱えているなら、答えは簡単です。
両方持てばいい。役割分担させればいい。
通勤はロードバイクに任せて、休日のポタリングやカスタムの楽しみはミニベロで堪能する。それが、ボクが2年間2台持ちをやめられない理由です。
まとめ:「楽しさ」と「楽さ」、どちらも本物
- ロードバイクは「移動の道具」として優秀。通勤に使うなら圧倒的に楽
- ミニベロロードは「趣味の乗り物」。乗ること自体が楽しい
- 通勤ロードバイク7割・ミニベロ3割は、使い分けとして自然な形
- 2年間2台持ちを続けて、むしろミニベロへの愛が深まった
- ただしミニベロの通勤は、振動対策・ブレーキ性能・盗難対策が必須
ボクの結論は、「どっちが正解か」ではなく「どっちも正解」です。ロードバイクを2年乗り続けたからこそ、ミニベロロードの「特別さ」がより深くわかるようになりました。
あなたもミニベロ乗りとして、ロードバイクとの付き合い方、一度考えてみてください。きっと新しい発見があるはずです。

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