平坦な道はキビキビ走って最高に楽しいミニベロですが、いざ急な登り坂(激坂)に直面すると「ギアが重くてペダルが回らない…!」と絶望したことはないでしょうか?
ボクも愛車のTern Surgeに乗って地元・岐阜の金華山ヒルクライムに何度も挑戦してきたんですが、初期装備のスプロケット(後ろのギア)だと登りの途中で足が売り切れてしまい、本当にキツかったんです。最初は「自分の脚力不足」と諦めていたのですが、乗れば乗るほど「もっと楽して登れないか」と妄想する病が発動してしまい…。
結論から言うと、この問題はリアのスプロケットをより大きな歯数(34Tなど)に交換する、俗に言う「乙女ギア」の導入で劇的に解決します!
考えて→いじって→試走してみた結果、想像以上にヒルクライムが楽になったので、今回はボクの実体験をもとに、ミニベロを乙女ギア化するメリットと注意点、そしておすすめのパーツをご案内します。

どうしてミニベロで激坂はキツイのか?
そもそも、多くのミニベロロードは平地を速く走るためのギア比(例えばフロント53T、リア28Tなど)に設定されています。これだと、勾配が10%を超えるような激坂では、一番軽いギアにしてもペダルが重すぎて踏めなくなってしまうんですよね。
ロードバイクのお下がりコンポなどをそのまま付けていると、タイヤが小さいミニベロならではの重心のふらつきも相まって、坂道でのしんどさが倍増します。
スプロケット大型化(乙女ギア)の絶大なメリット
そこでボクが手を出したのが「乙女ギア」と呼ばれる、一番軽いギアの歯数が30Tや34T(さらには40Tも!)の大きなスプロケットへの交換です。
交換して実感したメリット:足つきなしで登り切れる!
当時のボクは「SS(ショートケージ)のリアディレイラーのまま34Tのスプロケが入るのか!?」なんて無謀な実験をしながら乙女ギアを試行錯誤していたんですが、うまく調整して走り出した瞬間、「別の自転車に乗ったのか!?」と思うほどの違いがありました。
くるくると軽い力で回せるようになり、以前はゼェゼェ言いながら足を着いていた金華山の激坂区間も、余裕を持ってクリアできるようになったんです。これ、最高ですね。坂道に対する恐怖心がなくなり、あえて登りを含むルートに行きたくなるほどモチベーションが上がりました。
注意書き:ミニベロならではのデメリット・注意点も
もちろん、良いことばかりではありません。一番軽いギアと一番重いギアの「歯数差」が大きくなるため、平坦な道での変速ショックが少し大きくなります。シフトチェンジした時に「ガクッ」と重さが変わる感覚ですね。
さらに重要な注意点として、スプロケを大きくすると、今のリアディレイラー(変速機)の対応キャパシティを超えてしまい、変速機ごとの交換が必要になるケースが非常に多いんです。そして、忘れてはいけないのがチェーンの長さ。大きな歯車になるということは、当然チェーンの長さも足りなくなるので、チェーンも新品に交換(延長)必須になります。ボクも結局、一緒に長いチェーンを引き直す羽目になりました(笑)。
スプロケ交換に必要な必須アイテム3選
乙女ギア化に挑戦するなら、以下の3点はセットで揃えておくことをおすすめします。
1. シマノ CS-HG700 11S 11-34T (またはお使いの段数に合わせた大きいスプロケ)
乙女ギア化の心臓部。11速ならこの11-34Tが定番です。105グレードと同等の品質で、変速の滑らかさは間違いありません。ご自身のコンポーネントの段数(8速、9速など)に合わせて「11-32T」や「11-34T」を選ぶのがポイントです。
2. シマノ CN-HG901 11S チェーン
先ほども書いた通り、スプロケを大きくすると今までのチェーンでは長さが足りません。パツンパツンになって変速機が千切れる前に、必ず新しい長めのチェーンを用意しましょう。ボクもこれで何度も買い直しに走りました(泣)。
3. BIKE HAND (バイクハンド) スプロケット 取り付け/取り外し工具セット
スプロケットを交換するためだけの専用工具ですが、これがないとどうにもなりません(笑)。自転車屋さんに頼む工賃を考えれば、1回買っておくだけで元が取れる神アイテムです。今後も「カスタマイズしたい病」が続くなら必須の工具ですね。
まとめ:坂が苦手なら迷わず「乙女ギア」だ!
「坂が登れないのは気合と根性が足りないからだ」なんてストイックに考える必要はありません。たった数千円~1万円程度のパーツ交換で、ヒルクライムの苦痛が快感に変わるのを体感できるはずです。
次はどこをいじろうか日々妄想するのも、ミニベロの最高の楽しみ方です。この週末は、スプロケ交換で愛車をいじり倒してみませんか?坂道でも快適なミニベロライフを楽しんでくださいね!

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