ミニベロ20インチの406と451の比較

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20インチのミニベロにはホイール経が406サイズと451サイズの2種類があります。ボクの乗っているTern SURGEは元々451サイズでしたが、半年ほど前にTern SURGEのホイールを451から406にインチダウンしました。そこで、今回は同一フレームで451と406を乗ってきて、それぞれのメリット、デメリットをお伝えします。

街乗り

406化したTern Surge

街乗りの自転車選びにおいて重要なポイントは、信号での頻繁な停止と再スタート、つまり「ストップ・アンド・ゴー」の性能です。また、人混みの中での機敏なハンドル操作も求められます。一般的には、ホイール径が小さい406サイズが街乗りに最適だとされていますが、ボクの経験上、ストップ・アンド・ゴーやハンドルの反応速度については、406と451のホイールサイズ間で大きな違いはありませんでした。

実際のところ、ホイールサイズによる街乗りの差は誤差レベルに過ぎないと言えるでしょう。

街乗りでの快適性を高めるには、ライダーが上体をアップライトに保ちやすいかどうかが鍵を握ります。アップライトなポジションを好む場合、ドロップハンドルよりもライザーバーの方がおすすめです。このハンドル形状により、視界が良くなり、周囲の状況に対する反応もしやすくなります。

また、街中での使用を考えると、頻繁に駐輪する場面が想定されます。そのため、スタンドが付いている自転車は非常に便利です。スタンドがあれば、どこでも簡単に自転車を停められるため、日常の利便性が大きく向上します。

総じて、街乗りにおいてはホイールサイズよりも、ポジショニングや付加機能が快適で便利な乗り心地を左右すると言えます。自転車選びにおいては、これらの要素を優先的に考慮すると良いでしょう。

長距離ライド

451サイズでビワイチの様子

長距離ライドにおいて、ホイールサイズは体感できるほど違いを感じられます。ミニベロの20インチホイールである451と406では、直径でわずか45mmの違いがあります。この「たった45mm」が、実は長距離ライドでは大きな差となって現れます。街乗りとは異なり、長距離ではこのサイズ差がライドの快適性や効率に顕著に影響します。

ちなみに、451ホイールの周長は約1416.86mm、406ホイールの周長は約1275.49mmです。この差は、ホイールが一回転するごとに141.37mmの差となります。

ロードバイクの標準的な700cホイールと比較すると、451や406のような小径ホイールは、ペダルを漕ぐ足を止めた瞬間に速度が落ちやすいという特徴があります。この現象はどちらのホイールサイズにも見られますが、406ホイールでは451に比べて減速がより顕著に感じられます。これは長距離ライドにおいて特に重要なポイントとなり、451ホイールの方が速度維持に優れ、効率的なライドを実現しやすいことを意味します。

この経験から言えるのは、長距離ライドを快適に楽しむためには、451ホイールを選択することが有利であるということです。速度の維持がしやすく、連続した長い距離を走行する際の疲労を軽減できるため、長距離ライドにおけるホイールサイズの選択は非常に重要な要素となります。

最高速

451ホイールを使用していた時期には、瞬間的ではありますが、最高速度45km/hを記録したことがあります。一方で、406ホイールについては具体的な最高速度を計測していません。というのも406にインチダウンした理由が街乗りメインだからです。

ただし、通勤で乗っていてわかったことは、406ホイールでも30km/hは出せます。しかし、406ホイールにおいては、約20km/hの速度が最も気持ちよく感じられる速度帯でした。この速度でのライドは、街乗りにおいて特に快適であり、406ホイールの特性を最大限に活かすことができます。

この経験から言えるのは、451ホイールはより高速での走行に適しており、瞬間的なスピードを楽しむことができる一方で、406ホイールは街乗りやゆったりとしたライドに最適であり、特に20km/h前後での走行が快適に感じられるということです。

451のメリット

451ホイールの持つメリットは、街乗り、長距離ライド、そして最高速度の各章で伝えましたが、451ホイールの最大の魅力は、その速度維持能力にあります。特に長距離ライドでは、451ホイールはその大きな直径により、一度加速すると速度を維持しやすいという特性を持っています。これは、長距離を効率よく、かつ快適に走行するために非常に重要な要素です。

街乗りにおいても、ストップ・アンド・ゴーが多い都市部の環境において、451ホイールは一度の加速で長く滑らかに走り続けることができるため、全体的な移動効率を高めることができます。また、最高速度の面では、451ホイールは瞬間的に45km/hという高速を達成することが可能であり、スピードを追求するサイクリストにとっては大きな魅力となります。

これらのメリットから、451ホイールは速度維持の容易さ、効率的な長距離ライド、そして高速走行を求めるサイクリストにとって理想的な選択肢と言えます。速度と効率を重視するライドスタイルに適しており、さまざまな環境でのパフォーマンスのバランスが優れています。

406のメリット

406インチダウンの動画

406ホイールの持つメリットは、451と比較した場合、誤差レベルであるが街乗りには適しています。

他に451と比べてメリットは無いかと言うと実は、406ホイールの大きな利点として、タイヤの選択肢が非常に豊富である点が挙げられます。23mmから40mm以上までの幅広いラインナップが存在し、これにより自分の乗り方や好みに合わせたタイヤを選ぶことができます。これは、451ホイールで利用可能なタイヤの種類が比較的少なく、主に23〜28mmの範囲に限られることとは対照的です。太いタイヤを選択することで、空気圧を低く設定でき、街乗りでの段差や振動を吸収し、全体的な乗り心地を向上させることができます。

これらの点を考慮すると、街乗りオンリーであれば、406ホイールの方がより適していると言えます。タイヤの選択肢の広さと乗り心地の向上は、日常的な使用において大きなメリットとなり、406ホイールを街乗りにおける最適な選択肢にします。

451、406比較表まとめ

以下の比較表は、451と406ホイールの主な特徴とメリットを要約したものです。これらの違いを理解することで、あなたのニーズに最適なホイールサイズを選択する際の参考になります。

特性451ホイール406ホイール
速度維持一度加速すると速度を維持しやすい速度の維持が少し劣るが、快適な速度帯での走行に適している
最高速度瞬間的に45km/hの速度を達成可能30km/hは出せるが、20km/h前後での走行が心地よい
街乗り信号での停止と再スタートでも効率的な移動が可能信号での停止と再スタートでも効率的な移動が可能
長距離ライド長距離を効率よく快適に走行できる心地よい走行感はあるが、速度維持には劣る
タイヤの選択肢主に23〜28mmの範囲、種類が比較的少ない23mmから40mm以上までの幅広いラインナップがある
乗り心地太いタイヤが選択できない分406より劣る太いタイヤを選択することで段差や振動の吸収が可能
用途長距離ライドや高速走行を重視するサイクリストに適している街乗りや日常的な使用、快適な移動を重視するライダーに適している

この比較表から分かるように、451ホイールは速度維持と長距離ライドの効率を重視する人に、406ホイールは街乗りの機敏さや乗り心地を優先する人にそれぞれ最適です。また、タイヤの選択肢の広さによるカスタマイズの自由度も重要な考慮事項です。自分のライディングスタイルや用途に合わせて、最適なホイールサイズを選んでください。

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