Tern Surge カーボンフォークに交換

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購入して1ヶ月放置していたカーボンフォークをやっと取り付けることができましたので、今回はカーボンフォークの取り付け方法の紹介をします。

まずはじめに、なぜカーボンフォークに変えようと思ったかというと、振動の軽減を目的に購入しました。過去にハンドルをカーボンに変えた時、あまりにもアルミとカーボンとでは乗り心地が雲泥の差だったので、フォークもカーボンに変えればさらに乗り心地が向上すると思ったからです。

中華カーボンに変更したときの記事はこちら

ハンドルは中華カーボンにしていますが、カーボンフォークはTern Surge Proに標準装備されている、tern X kitt design368 FULL Carbon /3K mattを購入しました。購入先は車体を購入したサイクルショップカンザキ伊丹店です。

使用機材と工具

初めてのフォーク交換だったので、前準備でいろいろ調べた結果、以下の機材と工具を使用しました。

  • カーボンフォーク
  • フロントブレーキ
  • 金属用ノコギリ
  • ソーガイド
  • プレッシャーアンカー
  • 瞬間接着剤
  • 各種アーレンキー
  • トルクレンチ
tern X kitt design368 FULL Carbon /3K matt

こいつが無いと始まらないカーボンフォーク。

フロントブレーキ

Tern Surgeに標準装備のアルミフォークの場合、前後共リア用のブレーキでしたが、カーボンフォークにする場合は、フロントのブレーキはフロント用のブレーキを使います。あと、アルミの時(2018年モデル)はロングアーチしか使えませんでしたが、カーボンフォークではショートアーチのブレーキが使えます。

今回は、アルテグラのBR-R8000を購入

金属用ノコギリとソーガイド

一番迷ったのはノコギリです。いろいろサイトを調べても、このノコギリを使え!的な記事がなかったので、今回は金属用のノコギリを購入しました。

カーボン用のノコギリもあるらしいですが、ソーガイドの隙間に入らないくらい太いらしいので今回は評判の高かったZ ハイスパイマン P1.4 金属切断用鋸 08104を使います。

ソーガイドは名前の通り真っすぐカットするためのガイドになります。今後それほど出番はないと思うので、リーズナブルなGIZA PRODUCTS(ギザプロダクツ) ソーガイダー ブルーチェック TOL18000を購入しました。

プレッシャーアンカー

プレッシャーアンカーについては、最初に間違ったサイズの物を購入してしまい、使えなかったので、急遽、地元のショップ(じてんしゃひろば遊)でTANGE(タンゲ) Anchor for Carbon Column カーボンコラム用アンカー CCX1-TG82を買いました。

ちなみに使えなかったプレッシャーアンカーはAmazonで一番安かったMr. CONTROL(ミスターコントロール)TK-012SW-50L コラムプラグ TK-012SW-50Lになります。Surgeのコラムの内径よりアンカーが大きくて挿入することができませんでした。コレは明らかにボクのミスです。

標準装備のアルミフォークを外す

ヘッドキャップやスペーサーコラムは今使用しているものをそのまま使いまわします。ポジションに関しても変更はしてません。

トップキャップを外す

4mmのアーレンキーでトップキャップを外します。

スターファングルナットがみえました。

スターファングルナットとは、アルミのコラムを固定するナットです。これは打ち込んで固定するため、カーボンコラムでは使えません。

コラムとステムの段差を確認

ガタつきをなくすため、コラムより上にステムが来る必要があります。ネットで調べると5mmくらいとありましたが、Suregeのアルミコラムの場合、2.5mm程度でした。

スターファングルナットの位置を測定。

初めてなのでスターファングルナットの位置からコラムの上までの距離も控えておくことにしました。約15.5mm。

ステムのネジを緩めます

5mmのアーレンキーでステムのネジを緩めます。

ブレーキワイヤーを外す

今回ブレーキも交換するので、ブレーキからワイヤーを外しました。

ブレーキワイヤーはそのまま使いまわします。

コラムスペーサー下のパーツ

嵌める順番がわからなくなるといけないので、写真で記録。コラムスペーサー下に付いているパーツ。ベアリングはヘッドチューブの上下に嵌っています。

フォークを抜きました。

メンテナンススタンドを持っていないので、キズがつかないようにダンボールの上にそっと置きました。

メンテナンススタンド欲しいです。

ヘッドチューブの中

今後あまり外して見ることは無いと思ったので掃除しようと思ったが、きれいだったので、そのまま掃除、グリスアップ無しで使うことにしました。

カーボンフォーク取り付け

ポジション変更無しでアルミ時代と同じ寸法で取り付けていきます。

補足:新しいカーボンフォークには、クラウンレース(下玉押し)の圧入が必要でしが、圧入するにはハンマーで叩きつける作業が発生するため、ビビりのボクは間違えてカーボンを破損する可能性があるので、今回はカーボンフォークを購入したサイクルショップカンザキ伊丹店でクラウンレースの取付をしてもらっています。そのため、この記事ではクラウンレース圧入の作業は記載しておりません。

カットするためにとりあえず、セッティング。

どれくらい長さをカットすればいいのか調べるため、一旦ヘッドキャップ以外のパーツをコラムに通します。

ステムの位置にマジックで目印を付けます。

目印

目印を付けました。実際にカットする位置はこれより2.5mm下の位置になるので、マジックの目印より2.5mm下にあらたに目印を書いてカットします。(5mm推奨の記事が多かったですが、とりあえず、デフォルトが2.5mmだったのでその位置にしました。不具合があれば、さらに2.5mmカットすればいいだけなので…短くしたものは長くできませんからね。)

ソーガイド装着

目印の位置にソーガイドを装着します。

カットする。

慎重にカットします。他の記事では20分かかったとか、1時間かかったとか書かれていたので心配でしたが、3分40秒ほどでカットが終わりました。

3:40.26
カットした切り口

真っすぐに綺麗にカットすることができました。不安だったけどあっという間に終わって、肩透かしを食らった感じです。紙やすりを準備していましたが、全然綺麗なのでヤスリがけの工程は飛ばしました。バリがある時はヤスリがけをしたほうがいいと思います。

瞬間接着剤

瞬間接着剤でカーボンの繊維がほつれないように切り口に塗ります。

瞬間接着剤を塗ったあと。

見えないところのなので多少ムラがあっても気にしません。

クラウンレース圧入済み

サイクルショップカンザキ伊丹店でクラウンレースの圧入をしてもらってから納品してもらいました。

左:カーボン、右:アルミ

カットしたカーボンフォークと標準装備のアルミフォークを並べてみた。

前もって測っておいた15.5mmの位置にプレッシャーアンカーを6mmのアーレンキーで仮止め。最終的にトルクレンチ5Nmで本締めをしました。

ステムを固定

ヘッドパーツをすべて通した後、トップキャップ→ステムの順に締めていきます。ヘッドパーツ、ステムともに5Nmで締めました。必ずトップキャップを先に締めてください。そうしないとガタつきがでます。

ブレーキ装着

最後にブレーキを装着して完成です!

重量差はどれくらい

最後に今回交換したパーツの重量を測ります。

1.03kg

アルミフォークは1.03kg(スターファングルナット付き)

520g

カーボンフォーク520g(プレッシャーアンカー無し)

BR-R451 187.9g

R8000 184.8g

フォークで510g、ブレーキで3.1gの軽量になりました。

装着後イメージ

横から
右前
左前

総額

気になるお値段は合計38,580円でした。

カーボンフォーク
tern X kitt design368 FULL Carbon /3K matt
26,570
クラウンレース
(ノンブランド)
1,000
クラウンレース取付工賃1,000
フロントブレーキ
BR-R8000
 5,211
ノコギリ
Z ハイスパイマン P1.4 金属切断用鋸 08104
1,185
ソーガイド
GIZA PRODUCTS(ギザプロダクツ) ソーガイダー ブルーチェック TOL18000
1,814
プレッシャーアンカー
TANGE(タンゲ) Anchor for Carbon Column カーボンコラム用アンカー CCX1-TG82
1,800
合計38,580

まとめ

初めてやる作業なので3〜4時間程度を想定していました。しかし、プレッシャーアンカーのサイズが合わないトラブルもありましたが実際には1時間半くらいですべての作業が終わりました。

コラムカットにしても、最初はビビりましたが、やってみると意外と簡単です。せっかく工具を購入したので今度はシートポストをカットしてみようと思います。

乗り心地に関してはまた別に記事で書く予定なのでお楽しみに!

追記

交換から150km走行したのでファーストインプレッション書きました。

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