よく自転車のチェーンは伸びるから定期的に交換したほうがいいと聞きます。
はじめて、この話を知った時、例えば1mのチェーンが使っているうちに1.5mとか実際に伸びるのかと思っていました。
実際にはチェーンのプレート部分が伸びるのではなく、ローラー部分がすり減って隙間が大きくなることをチェーンが伸びるというようです。(微妙にローラーが小さくなり、プレートとの接合部分がゆるくなり伸びる場合もあります。)ロ
そこで、実際にチェーンが伸びているのかどうなのか調べる方法はないかなと検索してみたら、チェーンチェッカーという商品がありましたので、今回はそのチェーンチェッカーの使い方をお伝えします。
チェーンが伸びるととうなるの?
チェーンチェッカーの使用方法の前に、チェーンが伸びるとどのような不具合がでるのかまとめました。
- 変速性能の低下
- チェーンリング、スプロケットのギアの摩耗の加速
このようにギアへの影響があるので、チェーンが伸びた場合は速やかに新しいチェーンに交換することをおすすめします。コスト的にもチェーンリングやスプロケを交換するより基本安くあがります。
チェーンチェッカーの使い方(計測方法)
今回チェーンの伸びのチェックに使用したのはBIKE HAND(バイクハンド) YC-503チェ-ンチェッカ- CHAIN WEAR INDICATOR YC-503です。価格も500円以下で購入できるので、是非工具箱に1つ忍ばせておいてください。
左側には1.0と.75と書かれたフックがあります。この数値は新品時からどの程度伸びたのかを数値で確認できます。
.75の場合は新品時から0.75%伸びていて、1.0は1%伸びていることになります。
チェーンの上側で計測します。1.0や.75と書いてない方のフックを上記写真のようにチェーンに掛けます。
何も書かれてないフックを固定した状態で、1.0や.75と書かれた側のフックをチェーンまで降ろします。
写真では1.0側で試していますが、フックがすっぽり奥まで入ると、チェーンが1%以上伸びていることになります。
写真では先端部分しか入らなかったのでこのチェーンの伸びは1%以下だと分かります。
同じように.75側を試しましたが、こちらも奥まではいりませんでした。
まとめ
目安として0.75%伸びたらチェーンをそろそろ交換したほうがよく、1%伸びたら即交換したほうがいいです。
ちなみに、ボクのTern Surgeを購入時に標準装備していたチェーンは約4,000km走ったところで、.75のフックがすっぽり奥まで入ってしまったので、1度交換しています。
約500円で消耗による不要なトラブルを前もって回避できるので、是非工具箱に入れておきたい商品ですね。
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